株式会社清和物産


脳血管疾患・心疾患は、ともに血管の詰りから・・


これらの病気はある日突然発症し、倒れて

運良く一命をとりとめても、植物人間や寝たきりになることも多い病気です。

 この病気の大きな原因は、
【動脈硬化】です。




…   :  血管とは  :   …




◆◇◆  60兆個の細胞 ◆◇◆


  わたしたち人間の体を構成している全ての細胞の数は、60兆個といわれています。

  わたしたちが口や鼻から摂取した【栄養】と【酸素】
〔消化・吸収〕し、それを≪血液≫にのせて詰まりのない全身の各≪血管≫を通り、60兆個の全ての≪細胞≫にその【栄養】と【酸素】がキチンと運ばれることで 人は 「生命活動健康」を維持しています。

血管が詰まり無く、キレイな状態でなければ、せっかくの【栄養】と【酸素】も、
60兆個の細胞のすみずみまで行き渡ることができません。

           ※ 人体の血液は約5リットル、平均約1分間で全身を一周します。
           ※ 毛細血管の長さは約10万km、地球約2周半分もあります。



◆◇◆  生理的動脈硬化 ◆◇◆


   『生理的動脈硬化』 とは、必ず誰にでも起きる【動脈硬化】 のことです。
       (特に病気などなく、健康と言われている人でも必ずおこります。)

  「人間は血管とともに年をとる…」 といわれていますが、人の≪血管≫は、加齢に伴って例外なく肥厚が進行し、老化のあるところには、必ず【動脈硬化】があると考えられます。

  ≪血管≫の壁は、本来、弾力性があるのですが、【動脈硬化】とは、
さまざまな要因からその壁が弾力を失って硬くなってしまうことで、その結果、血液の循環に障害が起こってきます。

 血液の循環が悪くなってくると、上の「60
兆個の細胞」でも述べたとおり、60兆個の細胞に【栄養】と【酸素】がうまく行き渡らなくなり、「健康」な状態を維持することが難しくなってきます。






◆◇◆  生理的動脈硬化の過程 ◆◇◆

年代別による血管内部の詰まり具合(図は心臓の冠状動脈です)

年代 詰まり具合 血管の状態 説  明
〇歳 0%  生まれたての赤ちゃんの≪血管≫は詰まりがなく
 キレイな状態です。
 脂肪の沈着は、大動脈では10歳前から、
  冠状動脈では10歳代からみられます。
20歳代 25%   20歳代で脳動脈にも「脂肪沈着」が見られ、
    すでに25%は詰まり始めます。
40歳代 50%  働き盛りの頃ですね。
 身体のいろいろなところが気になり始めます。
 自覚症状がなくても生活習慣や食事など、
  早めの予防を心がけることで、これから後の≪血管≫  の詰まる速度が変わるかもしれません。
60歳代 75%   アテローム(粥腫)と呼ばれるやわらかい腫れ物が
   内腔内に出来てきます。 血中の中性脂肪とコレス
   テロール
が、ねばねばした粥状になってこびりつ
   いていることで、内側の膜が厚くなり、
  ≪血管≫が狭められ、石灰も沈着します。
   そして≪血管≫はますます詰まっていきます… 


上の図の例は、≪比較的健康な部類の方の血管≫の内容です。
心臓の場合、75%詰まるまでは、特に自覚症状はありません。

『生理的動脈硬化』は、日常生活を営むのに支障はありませんが・・・、
自覚症状がない為に、食生活、生活習慣などの改善をしないでいると、
そのまま≪血管≫は詰まりつづけます。
近年、動物性脂肪や糖質の摂り過ぎなど食生活の変化に伴い、
若年層からの『生理的動脈硬化』の早い進行がみられるようになっています。






…   :  脳血管疾患   :   …



◆◇◆  脳血管疾患とは ◆◇◆


脳の動脈の硬化によって動脈が詰まるか、破れることで発症する病気のことです。
多くの場合、症状が突然に現れ、しかも急速に進行することが多く
命を取り留めても後遺症が残ることの多い病気です。


 
脳の動脈の場合≪血管≫が90%詰まるまで
自覚症状はほとんどあらわれません。



90%以上詰まると、脳卒中(脳梗塞・くも膜下出血・脳出血など)を発症します



 〜 脳卒中(脳梗塞・くも膜下出血・脳出血など)とは 〜
  ■ 脳梗塞(のうこうそく)・・・
   ≪脳の血管≫が詰まり、その先の「血液の流れ」が途絶することによって、その≪血管≫から【酸素と栄養】を取り込んでいる部分の脳組織が死んでしまい(壊死)、その脳の神経が支配していた機能に障害が起こること。
  脳血栓(のうけっせん) 脳の動脈の壁が【動脈硬化】によって狭窄(きょうさく)をおこし、そこに血小板、赤血球、白血球などの血液成分がくっついてできた血の塊(=血栓)が詰まり、≪血管が閉塞≫してしまうこと。
  脳塞栓(のうそくせん) 脳以外の場所でできた「血液・脂肪」などの固まりが、≪脳血管≫に流れ込み、栓子となって≪血管が閉塞≫してしまうこと。  夜間の睡眠中に発作が起こることが多い。  

  ■ 脳出血(のうしゅっけつ)・・・
   ≪脳の細い血管≫が破れ、脳の組織の中に直接血が流れ出ること。 出血した「血液」は固まって、血腫(けっしゅ)と呼ばれ、この血腫は、直接、脳の細胞を破壊したり、周囲の脳を圧迫したりして、その部分の脳の働きを傷つける、
突発的で死亡率の高い疾患のこと。
  脳出血(のうしゅっけつ) 脳の中の≪細い血管≫が破れて出血し、神経細胞が死んでしまう。
高血圧や、年をとって≪脳の血管≫が弱く(もろく)なり、≪血管が破れる≫ことが原因となる場合が多い。 日中、活動しているときに、頭痛やめまい、半身マヒ、意識障害などが起こる。
⇒ 脳卒中死亡の約25%。
  クモ膜下出血
   
(くもまっかしゅっけつ)
脳をおおっている3層の膜(内側から、軟膜、くも膜、硬膜)のうち、くも膜と軟膜のあいだにある動脈瘤が破れ、膜と膜の間にあふれた「血液」が脳全体を圧迫する。 動静脈奇形が出血の原因の場合もある。 突然激しい頭痛、嘔吐、けいれんなどが起こりやすく、意識がなくなり急死することもある。 ⇒ 脳卒中死亡の10%強。


※ 脳細胞は140〜150億個の細胞からなり、新しく生まれ変わることはありません。
20歳を過ぎると、1日10万個ずつ死んでいきます。







 …  :  心疾患   :  …



◆◇◆  心疾患とは ◆◇◆


心臓の筋肉(心筋)に【栄養や酸素】を運んでいる≪血管≫に【動脈硬化】が起こり、血流が悪くなることによって発症する病気のことです。

  心臓の場合、≪血管≫が 75%詰まるまで
自覚症状はほとんどあらわれません。
自覚症状が現れた時、それは重症の病気としての病名がつきます。



75%以上詰まると、狭心症・心筋梗塞を発症します



 〜 狭心症・心筋梗塞 とは 〜
  ■ 75%〜85%詰まると   狭心症(きょうしんしょう)・・・  
   冠状動脈の【動脈硬化》のために、≪血管≫の内腔がせまくなり、≪血液≫が流れにくくなることで、心臓への≪血液≫が不足することによって起こる。
  労作狭心症 運動・食事・興奮した時など、全身に「血液」を送ろうとして、心臓は盛んに伸縮する。しかし、【動脈硬化】によって、十分な≪血液≫を送れないために、心臓が酸素欠乏状態に陥ること。 急に起こる。
  安静狭心症 安静時や夜間就寝中に、軽度から中度の【動脈硬化】がある冠状動脈のけいれんから起こる狭心症のこと。 このようなけいれんは、冠状動脈の平滑筋の収縮によっておこるが、長くつづくと心筋梗塞になるおそれがあります。

  ■ 90%詰まると  心筋梗塞(しんきんこうそく)・・・  
   狭心症と同様に冠状動脈の【動脈硬化】のために、≪血液≫が十分に流れなくなることで、心臓への「血液が不足」することによって起こる
 ≪血管≫が塞がって≪血液≫が流れなくなると、【栄養や酸素】の不足が生じて、その部分の心筋の組織が死んで(壊死)、強烈な心臓発作を起こす。  発作は十分以上も続き、顔面蒼白、冷や汗、呼吸困難、嘔吐などの症状を伴い、意識不明に陥ったり、ときには生命にかかわることも…。 発症した人の30%は死亡するといわれる。





… :  長寿の秘訣はキレイな≪血管≫  :  …




年齢とともに、『生理的動脈硬化』は、必ず、誰にでも起きます。
しかし、その速度を遅くしていくことは決して無理ではありません

私たちの人生
【誕生(始発)から臨終(終点)まで】
【動脈硬化電車】に例えてみると・・・
みなさんが乗るのはどの電車でしょうか?

各駅停車の
  鈍行電車
  比較的健康な方(動脈硬化も平均的速度=生理的動脈硬化)
急行電車   肥満・タバコ を吸う・ ストレスが強い ・ 運動不足の方
特急電車   高脂血症・高血圧・糖尿病を持病で持っている方


そんなに急いで終点に向かわなくてもいいですよね。
どの切符(特急券・急行券・普通乗車券)を買うかは自分で選ぶことができます。
(運動・生活習慣・食習慣の改善など…)



今からでも遅くはありません。
特急券や急行券は早く捨てて「生涯現役」を目指しましょう!!

動脈硬化の速度を遅らせるためには…
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