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| 午前中で終わるのをなぜ「半ドン」? |
| 「半」は、半分の事だとわかるのですが、「ドン」はいったい何に由来しているのでしょうか? 「ドン」は、オランダ語で休日や日曜日を意味する「ドンタク」からきているといわれます。 「ドンタク」 の 「タク」 が省略され、これに半分だけの 「半」 がついて、半分休日の「半ドン」が生まれたいうわけ。 「ドンタク」ということばは、“博多ドンタク” に残っているのでよくご存知だと思います。 「半ドン」 には、このほか空砲を撃って正午を知らせたかつての習慣からきている、という説もあります。 明治から大正時代ぐらいまで、昼食どきを知らせる 「ドン」 が空砲の音として鳴らされていました。 「お昼のドンだ」と当時の人々は言っていたそうです。 この「お昼のドン」が「半ドン」となり、仕事や授業の打ち切りを意味することばに転訛したというものです。 |
| 「薬石効なく」の「石」とはなに? |
| 「薬石効なく―」は、といえば、いろいろ治療をつくしてみたがその効果なく―ということ。 この「薬石」ですが、「薬」は説明の要もありません。 でも、「石」というのはちょっとピンときません。 石を使った治療法が昔はあったのでしょうか? これは実は 鍼 、 鍼灸 の鍼のことなのです。 漢方医学では鍼の歴史はたいへん古く、紀元前三世紀ごろには、中国で病気治療に使われていました。 現在では、金鍼や銀鍼がよく使われますが、最初の頃は、石をとがらせた石鍼が使用されていたのです。 そこで 「薬石」といえば、薬や鍼、治療法の総称となり、「あらゆる治療法を試みてきたが―」 という意味になります。 |
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| 「手当て」ということばの由来は? |
| 「手当て」 というのは、日本人の造語です。 このことばが、どこから来たのかというと、「てのひら療法」からです。 昔の人は、怪我をしたり、胃や頭が痛いと、患部に手のひらを当てていました。 これは、手のひらが湿気と熱を発散するので、軽い温湿布の役目を果たすため、血行を盛んにして、患部を治すわけです。 また、手のひらからは、体内にこもっている静電気が発散していて、経路を刺激して血液の循環をよくします。 こうしたいちばん簡単で素朴な療法を、昔の人はその生活の知恵から知っていて、まずどこか具合が悪いとなると、手のひらを当ててみたことから、けがや病気を治すことを、「手当て」というようになったものです。 |
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| 不正乗車の事を何故「キセル」? |
| 降りる駅と乗る駅の切符や定期券だけあって、中間をタダ乗りすることを「キセル」と呼んでいます。 「キセル」は煙管のことで、喫煙具ですが、たいてい吸い口とタバコを詰める雁首(がんくび)だけが金具で、中間は空洞の竹で、できています。 キセル乗車は、この両端だけ金を使い、中間は竹、ということの連想からきたことばです。 |
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| 妻は夫を何故「あなた」と呼ぶ? |
| 妻を 「おまえ」 と呼び、夫を 「あなた」 と呼ぶこの呼びかけ、いつごろから始まったかというと、江戸時代です。 「あなた」 は、あちらのほう、つまり、あなた、こなた、の あなた でもともとは方向を指すことばです。 夫といつも離れた位置にいて、表面に出なかった江戸時代の妻たちは、夫のことを 「あなたの人」― あちらの人と表現していたのです。 「あなた」 にはまた、「あるかた」 という尊称が転訛してきたものだという説もあります。 ・・・・・ちなみに、「おまえ」 は、最高敬語である 「お前様」 が、次第に簡略化され、のちに男の言葉に変ったものです。 |
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