血 液 の お 話 |
Q.血液はどのくらいあるのでしょうか? |
A. けがをして血管が破れると出血します。大けがや内臓の病気などで出血すると大量の血液を失うことが ありますが、このような状態を失血ということもあります。 大量の失血では生命に危険が及ぶことも少なくありません。また失血は貧血の原因にもなります。 |
この血液は人のからだの中にどのくらいあるのでしょうか。 体型や年齢、性別などにより個人差はありますが、健康な人の循環血液量(からだ全体の血管中にある血液の量)は、平均すると成人男性で体重1kg当り80ml、成人女子で75mlといわれています。 |
体重50kgの男性の場合は約4.0lの血液が、同じ体重の女性は約3.75lの血液が、あることになります。 一般にけがや病気による失血量が、循環血液量の二分の一以上になると、失血死するといわれています。 |
Q.血管を構成しているものは? |
A. 血液が赤いのは赤血球に含まれているヘモグロビンという色素によりますが、血液中には赤血球のほかに有形成分として五種類の白血球と血小板が含まれています。 |
いろいろな血球のおよそ45%を占め、液状の血漿中に浮遊した状態になっていて、血漿には蛋白質、糖、脂質、老廃物と無機塩類などが水に溶けています。 |
血球の種類は多いのですが、そのほとんどは赤血球で占められ、白血球や血小板は量的には数%に過ぎません。 血球の大部分を占める赤血球が、肺のガス交換によって取り入れた酸素を全身に運ぶ大切な役目をもっています。 |
酸素運搬中の動脈血が鮮紅色をしているのは、酸素ヘモグロビンによる色です。 二酸化炭素を肺に運ぶ静脈血が暗赤色なのは還元ヘモグロビンのためです。 (検査で採血される静脈血をみると黒っぽい赤色です)。 |
Q.血液を構成する成分は? |
A. 血液の成分は年齢、性別、からだの状態になどによって、含まれるものの比率や種類に多少の違いがありますが、ごく基本的な構成は次のとおりです。 |
〜 オススメ情報 〜 |
血液に大切な食のパワーのお部屋 |
貧血気味の方におすすめの食べ物 |
TOPページへ | ためになるお話へ |