株式会社清和物産


肥満体質の方にオススメの食べ物




 肥満とは単に体重が重いというのではなく、からだの脂肪量が異常に増加している状態を言います。
 肥満は毎日重い荷物を体にまとっているのと同じですから、からだのあちこちに負担がかかり多くの病気を誘発する引き金になります。
その代表格は糖尿病、高血圧、動脈硬化などで、女性は子宮ガンや乳ガンの発生率も高くなっています。
 肥満の原因は摂取エネルギーが消費エネルギーを上回るために起こるケースがほとんどです。
余分な脂肪が体内に蓄積されているわけですから、治療方法はとにかくその脂肪を減らせばよいわけです。
 そこで第1に考えられるのは食事の量を減らして摂取エネルギーを制限し、蓄積されたエネルギーを使うようにすること。
第2は出る量をふやすために運動すること。  第3はこの両方を併用することです。
 健康的にやせるのなら第三の方法が確実なことは言うまでもありません。
また食べ方の習慣によって太りやすくなっている場合もあります。
 食べものは見えないところに保存するように心がけ、間食、夜食をやめまとめ食いをせず1日に規則正しく3回、腹八分目に抑えて食べましょう。
繊維質のものをゆっくり食べるようにすれば少量でも充分満足感が得られます。



だ い ず
効用
大豆はアミノ酸組成にすぐれ、食物タンパク質に不足しがちな必須アミノ酸を多く含む栄養満点の食品です。
 肉並みにある脂肪のほとんどは不飽和脂肪酸で、なかでもカンペステロールなどの植物ステロールは動脈硬化となるコレステロールの吸収を妨げてくれます。
 また大豆特有のサポニンはコレステロールを低下し、血液の循環をスムーズにする働きがあります。
食べ方
 サポニンはコレステロールを排出するとき、同時に造血に必要なヨード分も流してしまうので、海草などヨードを多量に含む食品と食べ合わせます。
 昔ながらの豆腐とわかめの味噌汁やひじきと大豆の煮付けなどは最善の取り合わせといえます。
 また、和食に飽きたら大豆は肉とも相性がよいので、レッドビーンズ、ホワイトビーンズなどを使ってポークビーンズなどを作るとよいでしょう。 また納豆や豆腐などの大豆加工品は消化吸収率が高いので少量でも効果があります。


かいそう
効用
 昆布、わかめを代表とする海草類は、鉄、カリウム、リン、カロチンなどの栄養素が豊富で、そのうえ女性の美肌に欠かせないビタミンA、B2、Cを含む栄養バランスのよい食べものです。
 また風土の関係から日本人に不足しがちなカルシウムが豊富なのもうれしい限りです。
 カルシウムが不足すると精神的にイライラし、これが間接的に血中コレステロールを上げることにもなるからです。
 また昆布を煮たときに出てくるヌルヌルはアルギン酸といいます。
便秘防止に大きな効果があります。ちなみに昆布の食物繊維はごぼうの2倍以上です。
食べ方
 海草に含まれるビタミン、カリウムなど栄養分のほとんどは水溶性ですから、煮たときはスープを飲まなければ意味がありません。
 昆布そのものを食べるなら昆布をやわらかく消化吸収しやすくしてくれる酢と食べ合わせるとよいでしょう。
 また、海草類は低カロリーなので量を気にせずに食べられることがうれしい点です。
 きゅうり、セロリの短冊切りにわかめを混ぜ、レモンドレッシングをかけたわかめサラダ、和風にするなら同じものをからし酢やごまみそであえるとさっぱりおいしく食べられます。



きのこ類
効用
 海草と同様ビタミン、ミネラル、を多く含み、繊維質なので肥満に大敵の便秘に効果があります。
 特にしいたけは血中のコレステロールを低下させ、中性脂肪を下げるので成人病予防食品としても注目されています。
  またマッシュルームは、ほかのきのこ類に比べてビタミンB2、カルシウム、カリウムが格段に多く、必須アミノ酸も含まれているので、栄養バランスをとるのに必要な食品です。
食べ方
 ほとんどノンカロリーなので量を気にせず食べられます。しめじはご飯と一緒に炊き込み、しめじご飯にしたり、甘く煮付けたり。
 しいたけはいためると高カロリーの油を吸収してしまうので、そのまま焼いて食べるのが一番。
 マッシュルームは生で食べてもおいしいのですが、ビーフストロガノフなどシチューに煮込むと独自の風味がでます。
 また、鶏肉を食べるときは、きのこ類のように食物繊維の多い食品と一緒に食べると、コレステロールを取り除く働きがあるので、動脈硬化予防になります。



玉 ね ぎ
効用
 玉ねぎイソアリイン、合流アミノ酸オキサイド、グリサルファイド類、サイクロアリインなど血液を正常にする働きのある成分が含まれています。
 これらは血液中の余分なコレステロールや中性脂肪を減らし、肥満体質の人にありがちな高血圧を防ぐ働きがあります。
 またエネルギー代謝を活発にする働きもあります。

食べ方
 万能野菜なので、ハンバーグやシチュー、スープなどの洋食料理、肉じゃが、かつどんなどの和食料理にと、なんにでも合います。
 玉ねぎに含まれる硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を高める働きがあるので、ビタミンB1を非常に多く含む豚肉を一緒に調理すると効果的です。
 また、玉ねぎは酸化を防ぐ働きもあるので、マリネやかつおの刺身などに混ぜると、その食品を新鮮に保ってくれます。


TOPページへ 肥満のお話へ