株式会社清和物産


症状・タイプ別上手なビタミン活用法
〜 Part 2 〜




症状・タイプ 有効な栄養素 効 果
お酒を良く飲む ビタミンC
ビタミンB群

 お酒をたくさん飲むと肝臓に脂肪が沈着し、脂肪肝という病気にかかりやすくなります。
 ビタミンB群は肝臓に脂肪が沈着するのを防ぎ、アルコールの代謝を助ける働きがあります。
 アルコールにより吸収が妨げられるビタミンCも補充したい栄養素です。

胃腸が荒れやすい ビタミンC
ビタミンE
ビタミンA

 胃腸の粘膜が弱かったり、ストレス原因で起こることがほとんど。
 ビタミンAとEはともに胃腸の粘膜を強化する作用があります。。
 ビタミンCは、カテコールアミンというホルモンの分泌を正常にする働きがあるので、ホルモンのバランスの崩れによって起こるストレスを緩和します。

肌荒れがひどい(肌が弱い) ビタミンA
ビタミンB群
ビタミンE
ビタミンC
スクワレン

 肌は体の状態に敏感に反応します。
 忙しかったり、ストレスがたまると肌荒れが生じます。
 ビタミンCやEはホルモンのバランスを整え、血液循環をよくするので、肌荒れに効果があります。
 ビタミンAは皮膚の細胞膜を正常に保ち、ビタミンB群やスクワレンは皮膚の代謝をよくし、皮膚を回復する働きがあります。

スポーツ好き ビタミンB1
ビタミンC
カルシウム

 体力を消耗するとストレスがたまり、ホルモンバランスが崩れやすくなるので、ホルモンの分泌を促すビタミンCは欠かせません。
 ビタミンB1は糖分をエネルギーに転化する働きがあり、カルシウムは骨格を丈夫にし、筋肉を強化します。

口内炎になりやすい ビタミンC
ビタミンA
ビタミンB群

 口内炎は神経疲労やストレスから起こることが多いので、細菌に対する抵抗力をつけ、粘膜の代謝を強化する必要があります。
 ビタミンAは皮膚の表面の潤いを保ち、ビタミンB群は皮膚の粘膜を正常にする働きがあります。
 ビタミンCは細菌に対する抵抗力を高める作用があります。

骨折しやすい カルシウム
ビタミンC
ビタミンD
亜鉛などの
ミネラル

 骨折はカルシウム不足により、骨が弱くなることから起こります。
 カルシウムはビタミンDとともに骨を形成して骨格を強化し、ビタミンCは骨の形成を助け、骨折しにくくします。
 亜鉛などのミネラルはカルシウムの代謝を助け、骨の形成を促進します。

ダイエットをしている ビタミンB群
ビタミンC
食物繊維

 ダイエット中はカロリーの摂取を抑えるとともに、体力が落ちないようにすることも大切です。
 脂肪の代謝を促進するビタミンB群、糖質の吸収を抑える食物繊維はダイエット中には欠かせません。
 体力が低下しやすくなるのでビタミンCを摂取し、免疫力のアップをはかりましょう。

肥満気味 食物繊維
ビタミンB群
レシチン

 肥満は脂肪や糖分を過剰に摂取することが原因です。
 食物繊維は糖質の吸収を抑え、ビタミンB群は糖質や脂質の代謝を促し、皮下脂肪をエネルギーに転化して減らす作用があります。
 また脂肪やコレステロールの蓄積を防ぐレシチンも、肥満解消には効果的です。

シミができやすい ビタミンC
ニコチン酸

 シミは日光が皮膚に当たり、メラニン色素が形成されることにより発生します。
 ビタミンCは皮膚の黒ずむ原因となるメラニン色素の形成を抑える働きがあるので、シミやソバカスの発生を防ぎます。
 ニコチン酸が不足すると、日光の光線により皮膚炎を起こします。

生理痛や生理不順がひどい ビタミンC
ビタミンE

 生理痛は子宮収縮を起こす性ホルモンの分泌が多くなることが原因の場合が多いようです。
 ビタミンCは性ホルモンの分泌を正常にするので、生理痛や生理不順には効果があります。
 血液の循環を促し、ホルモンのバランスをよくするビタミンEも効果的です。

妊娠中 ビタミン・
ミネラル全般

 胎児の成長にはビタミンやミネラルが必要です。
 胎児に栄養をとられ母体も栄養不足になるので、両者に必要となります。
 なかでもビタミンB6・B12、葉酸などのビタミンB群は赤血球を正常に保ち、造血を促し、つわちを軽くします。
 ビタミンCは鉄分、ビタミンDはカルシウムの吸収をよくし、ビタミンKは新生児の腸からの出血や、乳児の脳出血を防ぎます。

更年期障害 ビタミンB群
ビタミンC
ビタミンE

 更年期障害はホルモンバランスの崩れから起こります。
 更年期の副腎皮質の機能低下を防止し、性ホルモンの分泌を促進するビタミンCや、自律神経の働きを安定させるビタミンEは効果的です。
 ビタミンB群は神経を安定させてイライラを取り除き、血液の循環をよくする働きがあります。

精力減退 ビタミンB群
ビタミンC

 精力減退というと肉体的な減退を考えがちですが、精神的な場合が多く、性ホルモンのバランスが崩れることに原因があります。
 ビタミンCとB群は性ホルモンの分泌を促し、血液やタンパク質の代謝を促進する作用があるので効果的です。